朝マズメ情報局

都内在住・九州出身アングラーの釣り日記と情報共有ブログです

堤防からの大物狙い!泳がせ釣りの仕掛けガイド

こんにちは、チャイムです。

釣り歴10数年のアラサーサラリーマンが、日々の釣り遠征の釣果記録やおすすめの釣り情報を綴っていきます。

 

今回はおすすめの「泳がせ釣り」について書いていこうと思います。

泳がせ釣りは大物を釣るための方法で、先日実際にヒラメや真鯛などを狙ってきました

 

泳がせ釣りの基本

泳がせ釣りとは

  泳がせ釣り、別名ノマセ釣りとも呼ばれるこの釣り方は、生きたアジイワシなどの小魚をエサにして泳がせることで、大物の魚を狙います。初心者でもテクニックをあまり必要とせず、堤防や船から簡単に楽しむことができる釣り方です。主なターゲットは青物やヒラメなどの魚食魚であり、特に夏から秋にかけて釣りやすい時期となります。これらのターゲットはよく動き回るので、生きたエサがその動きに誘われて捕食されやすくなります。泳がせ釣りの魅力は何といっても、大物を釣れるチャンスが高い点です。

使用するタックルと仕掛けの基本

  泳がせ釣りに使用するタックルは比較的シンプルです。まず、ロッドは耐久性があり、かつ長さが3メートル前後のものが一般的です。リールは大物にも対応できる強度の高いスピニングリールが適しています。ラインはPEラインの2~4号を使用し、リーダーにはフロロカーボンまたはナイロンを用います。リーダーの強度は20~50ポンド程度が良いでしょう。

  仕掛けの基本は、フロートやシンカーを利用して生き餌が自然に泳ぐようにセットすることです。ウキを利用する「泳がせウキ釣り仕掛け」、重りを使って底付近を狙う「ぶっこみ仕掛け」、エレベーター式の「エレベーター仕掛け」など、ターゲット魚種や釣り場の環境に応じて使い分けます。仕掛けのポイントは、エサとなるアジイワシが自然な動きを保てるようにすることで、これが効果的なアピールにつながります。

泳がせ釣りの種類とそれぞれの特徴

ウキ釣り仕掛け

 ウキ釣り仕掛けは、泳がせ釣りの中でも最もポピュラーな方法です。ウキが水面に浮かび、その下に生きたアジなどの小魚をエサとして使います。この仕掛けでは、ウキが動くことで魚が食いついたかどうかが一目でわかります。堤防からの青物やシーバス、ヒラメなどを狙うのに適しており、特に初心者におすすめです。ウキの選び方やエサのつけ方次第で、より多くの魚を引き寄せることができます。

ぶっこみ仕掛け

 ぶっこみ仕掛けは、ウキを使用せずにエサを直接海底に投入する方法です。エサはそのまま海底で泳ぎ回り、魚を引き寄せます。この仕掛けは、堤防からヒラメやアオリイカを狙うのに最適です。ぶっこみ仕掛けはシンプルで、構造も複雑ではないため初心者でも扱いやすいです。また、エサの動きが自然であるため、警戒心の強い魚にも有効です。

エレベーター仕掛け

 エレベーター仕掛けは、垂直方向にエサを移動させる仕掛けです。この方法では、エサを海底から少し持ち上げた状態で泳がせます。これにより、岩礁帯の隙間や海中の障害物付近を泳ぐ魚を狙うことができます。特にヒラメやブリなどを効率よく釣るために適しています。エレベーター仕掛けは少しコツが必要ですが、熟練すれば大物を手にするチャンスが増えるでしょう。

エサの選び方と付け方

エサの選び方

 泳がせ釣りでは、エサとなる小魚の選び方が非常に重要です。基本的にはアジイワシなどの小型魚がよく使われます。これらの魚は魚食魚であるヒラメや青物、シーバスが好んで食べるため、効果的です。特にアジは堤防で簡単に手に入りやすく、アジングを楽しんでいる釣り人から余りを譲り受けることも可能です。

 エサの選び方で大事なのは、その魚が元気に泳ぐことです。生きエサが活発に泳ぐことで、ターゲットとなる魚に見つけてもらいやすくなります。例えば、ブリやカンパチなどの青物は動きの速いエサに食いつきやすいです。エサを選ぶ際には、なるべく新鮮で元気な個体を選びましょう。

エサの付け方

 エサの付け方にはいくつかのテクニックがありますが、基本的には魚の生きやすさを確保することが大切です。最も一般的な付け方は、エサの口と鼻付近に掛ける方法です。この方法では、鋭い針を使ってエサの頑丈な部分を貫通させ、魚が泳ぎやすい状態を保ちます。

 もう一つの方法は、背中から針を通す付け方です。この方法は、特にエレベーター仕掛けやぶっこみ仕掛けの際に有効です。背中から針を通すことで、エサが自由に泳ぎ、自然な動きを見せることができます。この場合も、エサの体に負担をかけないように注意が必要です。

 エサの付け方においても、元気に泳ぎ続けることが肝心です。特に堤防からの泳がせ釣りでは、エサが遠くまで泳ぎ、広範囲にアピールできるようにすることが大切です。夏や秋のシーズンには、活きの良いエサで青物やヒラメなどの大物を狙ってみましょう。

実際の釣り方とコツ

アタリの見極め方

 堤防や船から楽しめる泳がせ釣りは、初心者でも大物を狙える魅力的な釣り方です。アタリの見極め方は非常に重要で、青物やシーバスなど大物を逃さないためには敏感な観察が求められます。最も基本的な方法は、ウキや竿先が大きく動いたり、不自然な動きを見せた際に気を付けることです。こうした動きはエサが捕食されたサインであることが多いです。また、リールのドラグが急に走るようなことがあれば、それもアタリの兆候です。

アワセのタイミング

 泳がせ釣りで大物を確実に釣り上げるためには、アワセのタイミングが非常に重要です。アタリを感じたらすぐにアワセるのではなく、一度待って魚がしっかりとエサを飲み込むのを確認する必要があります。特に青物やブリ、シーバスなどのターゲット魚は、活きたアジイワシなどの小魚を捕食する際に一気に食い込むことが多いので、急がず確実にアワセるための1〜2秒の間を持つと良いでしょう。このタイミングを逃さずに、しっかりとアワセを入れることが成功への鍵となります。

大物を狙うためのポイントと注意点

釣り場の選び方

 泳がせ釣りで大物を狙うためには、釣り場の選び方が非常に重要です。まず、堤防からの釣りを考える場合、潮通しが良く、水深がある場所を選びましょう。こうしたポイントは回遊魚が集まりやすく、青物やシーバスなどの大物が狙いやすいです。特に、堤防の先端や岬の先端部分は絶好のポイントです。

 また、岩礁帯が点在している砂地のエリアも見逃せません。ヒラメやカレイなどの底物系の魚が好む環境であり、これらの場所では適度な深さと潮流が重要です。さらに、餌となる小魚が豊富にいるエリアもヒット率が高まります。生きたアジイワシを多く見かける場所が理想的です。

 船からの泳がせ釣りの場合、大物が通りやすいポイントを事前に船頭に確認しておくと良いでしょう。潮目や魚礁周りを狙うのが一般的です。船の移動を生かして、広範囲を攻めることができるのも船釣りの魅力です。

釣りのタイミングと天候

 大物を狙うためには、釣りのタイミングと天候も大きな影響を与えます。特に、青物やブリなどの回遊魚を狙う場合、早朝や夕方がベストタイムです。これらの時間帯は魚の活性が高く、捕食行動が活発になるためです。

 また、潮の満ち引きにも注意を払いましょう。満潮時や流れが速くなるタイミングでは、餌となる小魚も活発に動くため、大物もその動きを追ってくる可能性が高まります。特に、大潮の日は釣りのチャンスが増えるので要チェックです。

 天候に関しては、晴れている日が基本的に好まれますが、少々の曇りや雨が降る前も魚の活性が上がることがあります。風向きも重要で、風が吹く方向に対して餌が流されやすい場所を狙うと、効率よく釣果を上げることができます。しかし、安全面も忘れてはいけません。波が高い日や強風の日は無理をせず、安全を最優先に行動してください。

まとめ

泳がせ釣りの魅力

 泳がせ釣りは、生きたアジイワシなどの小魚をエサにして泳がせ、大物を狙う釣り方です。この釣り方の最大の魅力は、簡単な仕掛けで大物を狙えることです。難しいテクニックもほとんど必要なく、初心者でも成功する可能性が高いです。特に堤防や船から行う泳がせ釣りは、家族や友人と一緒に楽しむことができ、アウトドアの良いアクティビティとなります。青物やヒラメなど、大物の獲物を求めるスリルや期待感は何にも代えがたいもので、多くの釣り人がこの釣り方に魅了されています。

安全に釣りを楽しむために

 楽しい泳がせ釣りですが、安全面に注意を払うことも忘れてはいけません。まず、釣り場でのマナーやルールを守りましょう。特に堤防では、多くの人が集まる場所なので、周りの人に配慮することが重要です。また、天候や波の状況をよく確認することも必要です。悪天候時には無理をせず、安全を最優先に行動しましょう。さらに、ライフジャケットの着用は必須です。特に初心者の場合、突然のトラブルに備えることが大切です。これらの注意点を守りながら、安全かつ楽しく泳がせ釣りを楽しんでください!