朝マズメ情報局

都内在住・九州出身アングラーの釣り日記と情報共有ブログです

【釣果レポ】天草釣り船でヒラメ・タイ釣り

こんにちは、チャイムです。

釣り歴10数年のアラサーサラリーマンが、日々の釣り遠征の釣果記録やおすすめの釣り情報を綴っていきます。

 

今回は熊本県天草市でヒラメ・タイを狙ってきました。

 

 

ヒラメ・タイのシーズン、狙い方

ヒラメ(鮃、平目)春から秋がベストシーズンとされ、特に夏には浅場に回遊することが多く、この時期は比較的数を釣るチャンスです。ヒラメは底に潜り、獲物を待ち伏せる性質があるので、特にベイトフィッシュが多く集まる場所を選定すると良いでしょう。また、離岸流や馬の背、白波が立つ場所なども有効なポイントとされており、ヒラメは底質が主に砂や砂利の場所に潜っています。

 

タイ(鯛、真鯛は、特に春から夏にかけてがシーズンで、比較的変化のある海底や、岩礁帯、漁礁、人工リーフなどを好みます。春先は産卵前の真鯛が活発に餌を求める時期で、多くの釣り人にとってのピークシーズンです。また、夏から秋にかけては比較的小型ながら数釣りが楽しめる季節となります。

 

ヒラメもタイも海底付近でイワシや小魚を主食として待ち伏せているため、今回は生き餌を使った泳がせ釣りで狙っていきます。

泳がせ釣りとは、生きた小魚をそのままエサとして使用する釣り方です。この方法は、自然な泳ぎを活かして大物を狙うため、非常に効果的です。特にヒラメや鯛などのフィッシュイーターに対して有効な戦略とされています。具体的には、小さな魚を釣り針に掛け、その自然な動きでターゲットの魚を誘い出す仕組みです。生きたエサの動きがリアルであるため、警戒されることなくアタリを引き出せる点が特徴です。

 

午前4時:漁港到着

午前4時過ぎに鳩の釜漁港に到着。この日は1日快晴予報のため、日焼け止め、ワークマンの冷感アームスリーブで熱中症対策した上で漁船に向かいます。

釣具はレンタルにしたので、ドリンク(2L)と軽食を入れたクーラーボックスと酔い止めだけを持ち込み。

船頭さんたちへの挨拶もそこそこに、朝まずめまで時間もないので早速出港します。

 

釣り船で沖合へ

日の出も迫っており朝まずめの時間帯に。この日の仕掛けは養殖のイワシをつかった泳がせ釣りです。

移動中、仕掛けのセッティングを行いながらポイントへの到着を待ちます。

日の出前の海

日の出前の海

仕掛けのポイント

最初のポイントに到着しました。ここで船の水槽からバケツに餌用のイワシを5匹前後うつしてきます。

この時、一度に大量のイワシをバケツに移さず、5匹前後にとどめておくのがポイントです。イワシは非常に繊細で小さいバケツに大量にうつすと酸素不足ですぐに弱ってしまいます。

鮃(ヒラメ)や鯛(タイ)の泳がせ釣りでは活きの良い小魚で魚にアピールすることが重要なので、一度に餌を取りすぎずバケツには5匹までを徹底しましょう。

バケツに移した餌用イワシ

バケツに移した餌用イワシ

針をつけるときは、まずバケツ内のイワシの両目が隠れるように左手で優しく包みこみます。こうすることでイワシが暴れず、針がつけやすくなります。

また、仕掛けには大きさの違う2つの釣り針がついており、大きい方が親針、小さい方が孫針と呼ばれます。2つの釣り針を小魚の頭とおしりにつけて泳がせることでヒラメや鯛を狙うための餌にします。

 

イワシを左手で包みこんだら右手に大きい方の親針を持ちます。親針を口の内側から鼻の中央の硬い部分を貫くように通し、孫針は背びれの付け根やや後ろあたりに通したら、泳がせ釣りの仕掛けが完成です。

この仕掛けにより、エサが自然に泳ぐ姿を保つことができます。

 

朝マズメの勝負タイム

餌となるイワシを針につけたら、早速キャストして底を取ります。

底が取れたらリールを1〜1.5回転ほど巻き、後はひたすら待ちます。朝まずめということもあり、魚たちが餌を探して活発になっているため、同乗している多くのアングラーたちにすぐにアタリがきました。

 

朝まずめのおかげもあり、キャストから10〜20分ほどでヒット!

かなり引きが強く早めのヒットだったこともあり少し興奮したものの、結果は40cmちょっとのヒラメ。

サイズはそこそこですが、やっぱりヒラメは嬉しい!

このあとも船全体で何度もヒットがあり、続々とヒラメが上がっていました。

最初に上がった40cmちょっとのヒラメ

最初に上がった40cmちょっとのヒラメ

朝マズメが落ち着いてからはアタリもそこそこで、潮風を楽しむ時間帯に。

10時をまわりそろそろ難しくなってきたかと思っていた矢先、やや巻を甘くして底に近づけていたおかげか今日1番の大きいヒット!

じっくりリールを巻き上げ慎重に引き上げると、またしてもヒラメ!

サイズは55センチオーバーで個人的に満足のいく結果となりました。

55cmオーバーのヒラメ

55cmオーバーのヒラメ

午後1時:帰港

完全に凪になったのもあり、正午過ぎには竿を上げて港に向かいます。

帰港までの間は今日の感想や釣ったヒラメをどう調理するか釣り仲間と談笑。

 

無事港につき、船全体での釣果を確認するとなんとわたしの釣り上げた55cmオーバーのヒラメが最大とのこと!

おかげさまで釣り上げた数も1番多く、この日の竿頭をいただくことができました(感謝)

 

まとめ

今回ヒラメを大量に上げることができましたが、残念ながらタイを釣り上げることはかないませんでした。メインはヒラメと考えていたので仕方ないという思いもありましたが少し悔しい。

そんなわたしたちを見かねてか、帰り際お土産に天然物の立派な真鯛シマアジをいただきました。

これは嬉しい。

利用させていただいた船の皆さん、何から何までありがとうございました。