こんにちは、チャイムです。
釣り歴10数年のアラサーサラリーマンが、日々の釣り遠征の釣果記録やおすすめの釣り情報を綴っていきます。
今回は潮回りについて解説していきます。
潮回りの基本とは?
潮回りとは、海の中で潮の流れや満ち引きのパターンを指します。釣りにおいて、この潮回りを理解することが大物ゲットの重要なコツとなります。潮の動きは魚の行動に大きな影響を与え、適切なタイミングで釣りを行うことで、釣果を上げることができます。潮回りの基本を押さえることは、初心者から上級者まで全ての釣り人にとって欠かせない要素です。
潮汐と潮流の違い
潮汐と潮流は、どちらも海における水の動きを表しますが、その意味は異なります。潮汐は、月や太陽の引力によって引き起こされる海面の上下運動を指し、大潮や小潮などの現象を生み出します。一方、潮流は海水が海岸線に沿って流れる現象で、潮汐の影響を受けて生じる流れです。潮汐は日の潮位の変化を示し、潮流は水の流れ方を示すため、両者を混同しないように注意が必要です。
潮回りの種類
潮回りにはいくつかの種類があります。最も知られているのが「大潮」と「小潮」です。大潮は潮の満ち引きの差が大きく、特に魚が活発に動き回るタイミングとされます。これに対して、小潮は潮の満ち引きが緩やかで、魚の動きも比較的静かになります。その他に「中潮」や「長潮」、「若潮」など様々な潮回りがあり、それぞれの特性を理解することで、より釣りの成果を上げることができるのです。
潮回りが及ぼす影響
潮回りとは、海の潮が満ちるタイミングによって魚の活動が大きく左右されることを指します。潮汐と潮流の違いを理解し、適切な潮回りを見極めることが、釣果を上げるための重要なコツです。魚の活性化やプランクトンと小魚の流れがどのように潮回りに影響されるかを知っておくと、より効果的な釣りが可能となります。
魚の活性化
魚の活性化には、潮の動きが大きな影響を及ぼします。満ちる潮のタイミング、特に朝夕の薄明薄暮の時間帯(朝マズメ、夕マズメ)は、魚が活発にエサを求めて動き回るため、釣りに最適です。日中に活発になる昼行性の魚や、夜間に活動する夜行性の魚も、適切な潮汐のタイミングを狙うことで釣果を上げることができます。
プランクトンと小魚の流れ
潮回りはプランクトンや小魚の動きにも大きな影響を与えます。満ち潮や引き潮により、プランクトンが海流に乗って移動し、それを狙う小魚が集まることが多いです。この流れに合わせて、回遊待ちを狙う釣り方が効果的です。潮通しの良い堤防やポイントには、春イカなどが回遊してくることもあります。釣りの際には、潮回りを把握し、プランクトンと小魚の流れを意識してポイントを定めると良いでしょう。
釣りに適した潮回り
大潮と小潮の選び方
釣りには「大潮」と「小潮」の選び方が重要です。大潮は潮の満ち引きが大きく、魚の活性が高くなるため、釣果を狙いやすいタイミングとも言われています。一方で、小潮は潮の動きが穏やかで、特定の魚種が狙いやすいという特長があります。潮回りを把握することで、釣りの成功率を高めることができます。
時間帯と潮位
釣りを行う時間帯と潮位も大切な要素です。例えば、昼行性の魚は日中に活発にエサを捕食し、夜行性の魚は夜間に活動します。しかし、特に釣果が高いとされるのは朝夕の薄明薄暮の時間帯、いわゆる「朝マズメ」「夕マズメ」です。これらの時間帯は、多くの魚がエサを求めて活発に動くため、捕獲のチャンスが増えます。
さらに、潮汐の変化も見逃せないポイントです。潮が満ちてくるタイミングや潮が引き始める瞬間は、堤防や潮通しの良い場所で「回遊待ち」の釣り方が効果的です。魚が釣れやすいタイミングを狙って、適切な時間帯と潮位を選ぶことが、釣りの成功の重要なコツです。
具体的な釣りスポットと潮回り
堤防の先端
堤防の先端は釣りのポイントとして非常に人気があります。潮が満ちると海水が勢いよく流れ込むため、この地点では餌となる小魚やプランクトンが集まりやすいです。このため、餌を求めて回遊する大型の魚が来る可能性が高まります。特に朝夕の薄明薄暮の時間帯、いわゆる朝マズメ、夕マズメに狙いを定めると良い釣果を期待できます。
潮通しの良い場所
潮通しの良い場所もまた釣りに絶好のスポットです。潮汐の変わり目により潮位が変動し、魚たちの動きが活発になるため、このタイミングを見逃さないように準備しましょう。特に大潮のタイミングでは潮通しが更に良くなるため、魚の活性化が期待できます。ただし、潮の流れが速い場所では釣り糸のコントロールが難しくなることもあるため、技術と注意が必要です。
実践的な釣りの技巧
エサの選び方
エサの選び方は、釣りの成功に大きな影響を与えます。潮の流れや季節、その日の天候によって魚の好むエサが変わるため、状況に応じたエサの使用が求められます。たとえば、昼行性の魚が活発にエサを捕食する時間帯では、生き餌や動きのあるエサが効果的です。逆に、夜行性の魚をターゲットにする場合は、においや味が強いエサが有効です。さらに、朝マズメや夕マズメといったタイミングでは、魚の活性が高くなるため、餌の種類や質に特に気を配る必要があります。
釣り道具の準備
釣り道具の準備も、釣りの成功に欠かせない要素です。道具を選ぶ際には、釣りを行う場所や狙う魚の種類、そして潮回りなどの条件を考慮することが重要です。たとえば、堤防の先端で釣りをする場合は、遠投性能の高いリールやロッドが必要です。また、潮通しの良い場所での釣りでは、潮の満ち引きに対応できるようにタックルやラインの強度も確認しておきましょう。魚群探知機や潮汐表を活用すると、魚の釣れやすいタイミングを見極める助けになります。しっかりと道具の準備を整えて、安全に釣りを楽しむことが大切です。